テントとタープがセットになったスノーピークのエントリーパックTT、その設営方法を紹介していきます
- エントリーパックTTをスムーズに設営するためのコツが知りたい!
- 初めての設営でうまくできるか不安、、、
- 設営時間を短くしてのんびりする時間を増やしたい!
そんな方々へ、エントリーパックTTを購入してから6年以上経った僕たちが建てやすくするためのコツも一緒にお伝えするので、ぜひご一読ください!
テント(ヴォールト)の設営手順
まずはエントリーパックTTのテント、ヴォールトの設営手順からです
それぞれの工程のポイントやコツは個別で紹介していくので、見たい部分がある方はそこから見てください!
1.テントを広げる

まずはテントを広げるところからです(画像は縦に半分に畳まれてます)
テントを広げる時にのポイントはこの2つです
- ポールを通すスリーブの間隔が狭い方が前
- 風で場所がずれないように端をペグで仮止めする
まず1つ目ですが、テントを広げる時って慣れるまではどっちが前かわからなくなるんですよね
どちらが前か、その見分け方はポールを通す場所(スリーブ)の間隔です!
スリーブの間隔が狭くなっている方が前側なので、そちらをサイトの正面にしたい方に向けましょう
続いて2つ目ですが、せっかくテントを広げても風が吹くと位置がずれてしまいます
前と後ろをしっかり確認して場所を決めたのに、一瞬吹いた風でテントがめくれたりずれてしまうと悲しい気持ちになります
前側だけでもペグで止めておけば全体の位置がズレることはないので、軽くペグ打ちしておくことをおすすめします!
2.3本(赤1本・黄色2本)のフレームを組み立てる

次は3本のフレームを組み立てます
フレームは分かれて折りたたんであるものを伸ばして連結させるだけなので、特別なコツは必要ないです
個人的にはこのフレームのメタリックな色合いが高級感を感じさせてくれて好きです笑
あと、連結させる時にカチャカチャと小気味いい音を立ててくれるのも好きです
3.フレームをスリーブに通しピンを差し込む

組み立てたフレームをスリーブに通しピンを差し込みます
フレームを通す場所は黄色が両端、赤が真ん中です
この時に気をつけるべきポイントは次の2つ
- スリーブに通すときは周りに物がないか、人がいないか確認する
- スリーブに通す時は引っ張らずに押す
- ピンを差し込む時はアーチを意識して思いっきり力を入れる
まず1つ目ですが、フレームを通す時は必ず周りを確認してから行うようにしましょう
フレームが結構長いので、通すときに後ろや周りを確認しないと人や物にぶつかってしまう可能性は0ではないです
確認しないで自分の車にフレームをぶつける、とか考えただけでテンション下がりますよね
なので、フレームを通す時は周りを確認してから行いましょう
2つ目は、スリーブに通す時は引っ張らずに押すです
実際に組み立てるとわかると思いますが、フレームは各パーツがハマっているだけで固定されていません
そのため、引っ張るとすぐにすっぽ抜けてしまいます
スリーブに通している途中ですっぽ抜けるとまぁ〜面倒なので、引っ張らずに押し通す感じにしましょう
3つ目、ピンを差し込む時はアーチを作るようにフレームをしならせてください
ピンはフレームの両側に差し込みますが、片方に差し込んだ後が勝負です
ポイント2つあります
- 片方に差し込んだ後にワンタッチバックルをカチッとつけておくこと
- しならせる時にテントの生地がフレームの真ん中あたりまで来ていること

ワンタッチバックルをつけておくと、残りのピンを差し込むときにアーチが作りやすくなります
また、テントの生地(フレームを通したスリーブ)がフレームの真ん中までしっかり来ていないとアーチをうまく作れないのでここも注意しましょう
真ん中に来ていないのに無理に力を入れようとするとテント生地が破れたりフレームが曲がる可能性があります

僕個人のやりやすいイメージなので、あくまでも参考程度にしてください!
4.入り口側(フレーム同士の間隔が狭い方)の両端にペグを打つ


全部のスリーブにフレームを通し終わって、ピンも差し込んだらいよいよペグ打ちです
ペグは地面に対して45度の角度で打ち込みましょう
最初に打つ場所は入り口側の一番端の部分です
ここに打ち込んでおくとテントの端が決まるので、反対側を引っ張るだけで綺麗に立ち上がります
5.ペグを打った方とは逆側のフレームを持って後ろに引っ張る


入り口側をペグダウンして固定したら、反対側のフレーム(入り口側から一番遠いところにある)を持って引っ張ります
これをすることで、フレームとフレームの間にしっかりテンションがかかり、綺麗に張れるようになります
この時、次のアクションをしやすくするためにペグ2本とハンマーを持っておくと良いです
6.逆側(フレーム同士の間隔が広い方)の両端にペグを打つ
フレームを引っ張ってテンションを張ったら、そのままテントの端まで行ってペグダウンしましょう
この時、しっかりテンションが張られているか確認するのがポイントです
テンションがかかってないとテントの布がたるんでしまい、綺麗に張れなくなってしまいます
ちゃんとテントの布がはっているかを確認してペグを打ち込みましょう
7.フレームとロープにペグを打つ
テントの両端が決まったら、順番にペグを打ち込んでいきます
フレーム→ロープの順番で打ち込んでいきましょう
ペグを打つ順番の詳細は画像の通りです
画像
ペグを打つ時のコツは地面に対して45度の角度を意識する、です
8.グランドシートを敷く
全てのペグが打ち終わったらグランドシートを敷きましょう
あれ、、、グランドシート、テントの面積より小さくない、、、不良品、、、?
と感じたそこのあなた、そういう物なので安心してください!
グランドシートはテントの面積よりも小さくないといけないんです
グランドシートがテントより大きいと、雨が降ってきた時にテントとグランドシートの間に雨が溜まって染み込んでくる恐れがあります
なので、グランドシートはテントより小さい方がいいんです
9.インナーテントを取り付けて完成


インナーシートを取り付けたら完成です
この時に気をつけるポイントはインナーテントの前後の向きです
スノーピークのロゴが書いてある方が前です!


ヴォールトは台形なので、前後を間違えると幅が足りなくてインナーテントが付けられません
向きを確認しないで広げていざ取り付け!の段階で間違っていたことが発覚した時はそれなりに落ち込みますし、一度広げたインナーテントの向きを、グランドシートをずらさずに変えるのは結構大変なので、事前に確認しましょう!
取り付け方は簡単2ステップ


テントの四隅についているフックをフレームに引っ掛けて


インナーテントについているフックをかけていくだけです


インナーテントが取り付けられたら、ヴォールトの設営完了です!


タープの設営手順(タープのみ)


続いてはタープの設営手順です
タープは単品で立てるか、テントと連結する小川張りで立てるかによって設営手順が変わってくるので、両方お伝えします
ますは単品で立てる方法からご紹介します!
1.タープ本体を広げてポールを組み立てる


ますはタープ本体を広げましょう
この時に注意すべきポイントは前にしたい方にスノーピークのロゴが入っている側が来るように広げることです
風が強い時はタープが浮いて位置がずれてしまうので、動かないように角をペグダウンしておくのがおすすめですよ


タープ本体を広げたらポールを組み立てます
ポールの組み立てには気にしないといけないことはないので、サクッと組み立てちゃってください
2.タープの端からポールが伸びるような形でポールを置く


ポールを組み立てたら、画像のような感じでポールを置きます
タープの端からポールを伸ばすようなイメージです
3.タープの端とポールの端の間に二股ロープを付ける
次はタープを自立させるための二股ロープをポールに付けます


この時に気をつけるポイントはポールに先にロープを通し、その上にタープを付けるという順番です
この順番が逆になるとロープを抑えるものがなくなるので、最悪の場合ロープが取れてポールが倒れる可能性があります
ポールが倒れて当たってしまったら怪我の恐れもあるのでしっかり注意するようにしましょう
4.二股ロープをペグダウン
ロープをペグダウンして固定します
ペグダウンする場所は
- タープに対して外向きに30〜45°の角度で
- ロープの端がポールの端の延長線上になる場所
にすると綺麗に自立してくれます


写真のような感じで、ざっくり延長線に来てるな〜くらいでOKです
5.ポールを立ててタープを自立させる
両方のロープをペグダウンしたらポールを立てて自立させましょう
ポールをタープの内側に滑り込ませるようにして地面に接する方の先端を動かし、そこからポールを“立て起こす”ように持ち上げます
すると、ロープのテンションが自然にポールを支えてくれます
6.残りのロープをペグダウンして完成


タープが自立したら、残りのロープをペグダウンして完成です!
タープの設営手順(小川張り)


続いてはテントと連結して立てる小川張りの手順を説明します
小川張りをする時は
テント設営→タープ設営
の順番にするとスムーズにたてられます
基本的には単品の時とやり方は一緒ですが、順番が一部変わったり使うアイテムが追加されたりするので、その辺りを中心に説明します!
1.タープの後ろ側にはコネクティングタープと二股ロープをつける
単品の時はタープ本体の端と二股ロープでしたが、小川張りをする時はタープではなくコネクティングロープをつけます
コネクティングロープはリュックを背負おうときに腕を通すショルダーストラップのように長さを調節できるようになっています
このコネクティングロープのおかげでタープの高さを自在に調整できるため、簡単に綺麗な小川張りができるのです
2.ポールを立てて場所決め
次はポールを立てて場所を決めます
小川張りはタープとテントの重なり具合が大切なので、一度ポールを立ててバランスを見ておきましょう
1人の場合は少し大変ですが、単品で立てた時の手順と同じようにテントの横にタープを広げておいて、大体の位置を把握しましょう
タープがテントにどれくらい重なるかを見られればいいので、全部広げるのではなく縦方向だけスッと広げればOKです
3.後ろ側の二股ロープからペグダウン
位置が決まったら後ろ側からペグダウンしていきましょう
2人で立てている場合は1人がポールと押さえて、もう1人がペグダウンするとスムーズです
この時、前側のポールは地面に倒しちゃって大丈夫です
1人の場合は、タープ単品で立てた時の手順4のような形でペグダウンしても立てられます
後ろ側がペグダウンできたら前側のポールの二股ロープをペグダウン、そのあとは単品の時と同じように周りのロープをペグダウンして完成です!
上手に設営してのんびりキャンプタイムを満喫しましょう
設営時間が短くなると、その分キャンプでのんびりできる時間が増えます
- 凝ったキャンプ飯を作る
- 本を読んでのんびりする
- 動画をのんびり観る
- 焚き火をぼーっと眺める
- コーヒーや紅茶でアウトドアティータイムを過ごす
- ブッシュクラフトに挑戦する
この記事で皆さんのキャンプの自由時間が少しでも長くなったら嬉しいです!
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