冬キャンプのメイン暖房として必ず候補に上がる石油ストーブと薪ストーブ
- 結局どっちがおすすめなの?
- どっちを買ったらいいの?
という疑問を持っている冬キャンプ初心者は少なくないでしょう
僕たちとしては断然石油ストーブの方がおすすめです
なぜ石油ストーブの方が薪ストーブよりおすすめなのか
この記事ではその理由を
石油ストーブと薪ストーブで悩んでいる方
に向けてお伝えします
それでは石油ストーブ vs 薪ストーブ、スタートです!
【結論】雰囲気と積載以外は石油ストーブの勝ち

個人的に、薪ストーブが石油ストーブよりも魅力的なポイントは
雰囲気と積載性くらいだと考えています
それ以外は石油ストーブに軍配が上がると思うほど、石油ストーブの方がおすすめできるんです
石油ストーブの方が薪ストーブよりおすすめな理由【比較】
石油ストーブの方が薪ストーブよりもおすすめな具体的な理由は
- 朝の寒さの中でもすぐ暖を取れる
- 長時間の連続運転が可能で他のことに集中できる
- 燃料が安い
- 撤収間際まで使える
- 4〜6人用のベルテントでも十分使える暖房性能
この5つです
①〜④は明確に薪ストーブより優れている点、⑤は石油ストーブでも十分な点、という感じです
ここからは、今あげた5つの理由を石油ストーブと薪ストーブで比較する形で説明していきます
石油ストーブは朝の寒さの中でもすぐ暖を取れる
冬キャンプで一番寒さを感じるのは朝起きた時です
寝袋から出た瞬間、すぐに暖をとりたくなるんです
そんな時、石油ストーブならスイッチを押すだけだったり、チャッカマンで芯に点火するだけですぐ暖かくなります
ストーブを付けて暖かくなったテントでまどろむのが気持ちいいんですよね〜
薪ストーブはすぐに暖が取れない
薪ストーブの場合、火を起こすところから始めないといけないので、暖まれるまで時間がかかります
朝の寒さを感じながら火おこしして、火が安定するまで薪を調整するのはちょっと大変です
さらに、キャンプの朝は撤収もあるので、思ったより時間がないことが多いです
暖を取れるまでの速さと手軽さは石油ストーブの方が薪ストーブよりもまさっていると言えるでしょう
石油ストーブは長時間の連続運転が可能で他のことに集中できる
石油ストーブは燃料タンクに灯油が入っている限りつけっぱなしにしておけます
ストーブを付けたテント内で
動画を見たり、ゲームしたり、読書したり、料理したり
自分がやりたいことに集中して楽しめます
キャンプ中に何をすればいいか思いつかないという方はこちらも読んでみてください

薪ストーブはつけっぱなしで放置ができない
一方、薪ストーブは定期的に薪をストーブに投入しないといけません
火の様子を気にかける必要があるので、他のことをしてても常に頭の片隅には薪ストーブの状態が残り続けます
動画を見てても、ゲームをしてても、読書してても、途中で止めて薪を入れないといけないんです
薪ストーブの炎を見ていられるならそれでいい
という方でない限りは若干の煩わしさを感じると思います
構造上は焚き火で暖まってるのと同じなので、薪ストーブは定期的な薪の投入からは逃れられません
石油ストーブは燃料のコスパがいい
僕たちが冬に一泊キャンプするときにかかる燃料費は520円です
僕たちはアルパカストーブという、燃料タンク容量3.7リットルのストーブを使っています
一泊でちょうどこのタンクが空になるので、使う量を4リットル、灯油の価格が130円/1リットルとすると
130円 × 4リットル=520円
となります
ほぼワンコインで一泊分のぽかぽか空間とぬくぬく時間を確保できるのは安いですよね
薪ストーブは燃料のコスパが悪い
それに対して薪ストーブは燃料のコスパが悪いです
広葉樹の薪1束をホームセンターで買おうとすると大体700〜900円くらいするので、1束の時点でもう石油ストーブの一泊分よりも高くなってしまいます
薪ストーブの場合、一泊でだいたい2束は使うことになるので、燃料費は1,500円から2,000円前後くらいになるでしょう
東京都内のちょっといいランチと同じくらいですね
石油ストーブは撤収間際まで使える
鎮火も早く本体を解体しなくていいので、石油ストーブは撤収のギリギリまで使えます
撤収を始める直前までストーブが効いたテント内で温まれるのは嬉しいです
使用直後の本体は熱いですが、耐熱グローブ越しに取っ手を持って外に出しておけば、車に積む頃にはしっかり冷めます
外に出す時に本体が身体やテントに触れないように注意は必要ですが、ひょいっと持って外に出しておくだけなので簡単です
薪ストーブは早めに片付けないといけない
石油ストーブに対して、薪ストーブは鎮火と片付けに時間と手間がかかるので、撤収ギリギリまで使えません
その理由は、片付けに時間と手間がかかるからです
焚き火をイメージしてもらうと分かりやすいですが、完全に鎮火するまで時間がかかりますよね
完全に鎮火しても焚き火台が冷えるまでにはもっと時間がかかります
これと同じことが薪ストーブでは起こるんです
薪ストーブは金属の箱に入れた焚き火で暖をとるようなものなので、片付けるまでに完全な鎮火と本体が冷却するまでの時間が必要になります
そこから
- 灰の処理
- 煙突を外して解体
- 本体を解体
- 全体のすす掃除
という工程を踏まないといけないので、朝の撤収前に使うのは時間が足りなくなる可能性が高いんです
石油ストーブでも4〜6人用ベルテントなら十分暖かい
ストーブとして一番大切な暖房性能も、石油ストーブは十分な実力を持っています
僕たちが使っているBello400という4〜6人用の大型ベルテントでもしっかり暖められる火力が石油ストーブにはあります

今のところ物足りなさを感じたことはないので、暖房性能も十分と言えるでしょう
薪ストーブはもちろん暖かい
暖房性能としての火力は薪ストーブの方が上なので、バッチリ暖かいです
雪中キャンプのような極限状態にチャレンジしたい方は薪ストーブの方が良いかもしれませんが、そこまでハードな冬キャンプをしないのであれば石油ストーブで充分です
石油ストーブの方がおすすめできる理由まとめ
ここまで比較してきた各項目をまとめるとこんな感じになります
| 比較項目 | 石油ストーブ | 薪ストーブ | 
|---|---|---|
| 暖まるまでの時間 | すぐ点火できる | 火おこしに時間がかかる | 
| 連続使用の手間 | つけっぱなしOK | 薪の供給が必要 | 
| 燃料費 | 安い | 高い | 
| 撤収前の使用 | 可能 | 片付けがある為不可能 | 
| 暖房性能 | 大型テントでもバッチリ | 火力は最強 | 
冬キャンプの暖房に求める要素に
- 扱いやすさ
- コスパ
が優先される方は薪ストーブよりも石油ストーブがおすすめです
可愛いデザインのストーブもたくさんあるので、雰囲気と扱いやすさのバランスを求める方にもおすすめできます

雰囲気と積載性は薪ストーブに軍配
僕たち夫婦は扱いやすさと雰囲気のバランスを重視していて、積載も問題ないので石油ストーブを使っているのですが、冬キャンプの暖房に
- とにかく雰囲気
- 積載性
を求めている方は薪ストーブの方がおすすめです
テント内で綺麗な炎を楽しめる

薪ストーブは実際に薪を燃やして暖を取るので、暖かいテントでくつろぎながら揺らめく炎を楽しめます
テントから煙突を出して、様子を見ながら薪をくべて、綺麗な炎をぼーっと眺める
この雰囲気は石油ストーブには出せないですね
扱いやすさよりもこの雰囲気を優先したい方は薪ストーブの方がいいでしょう
薪ストーブは折り畳める
片付けが大変という話をしましたが、小さく畳める分石油ストーブよりも持ち運びと保管に場所を取りません
運搬と保管コストは薪ストーブの方が優秀ですね
便利に使えて雰囲気もいい暖房を求めてる方は石油ストーブがおすすめ

ここまで石油ストーブと薪ストーブを比較してきました
僕たちとしては、石油ストーブは
- 扱いやすく便利で
- 薪ストーブ程ではないけど雰囲気も良い
という点から、総合的なバランスが良いと考えています
持ち運びやすさやテントの中で炎が見られる体験では薪ストーブに勝てませんが、冬キャンプの暖房にバランスの良さを求めている方には石油ストーブがおすすめですよ!
石油ストーブいいな!って思っても買う前にチェックして欲しい注意点とデメリット
石油ストーブアリかも!
って思ってもすぐ買うのではなく、注意点やデメリットも確認しておきましょう
こちらの記事で詳しく紹介しているので、参考にしてみてください

僕たちが使っている石油ストーブはこちら
注意点やデメリットも知った上で石油ストーブに決めた!でも何がおすすめなのか分からない!
という方は、僕たちが実際に使っている石油ストーブの使い心地をこちらの記事で紹介しています
ぜひ参考にしてみてください!



 
	 
			 
			 
			 
			