冬キャンプの暖房といえば石油ストーブですよね
僕たちもメインの暖房として使っていますが、石油ストーブには人によってデメリットや注意点になるポイントがあります
今回の記事では
石油ストーブの注意点とデメリットを5つ
ご紹介していきます
石油ストーブ使いたいけどデメリットや注意点を把握しておきたい
という方はぜひ読んでみてください!
購入前に知って欲しい石油ストーブの注意点とデメリット5選

さっそく買う前に知って欲しい石油ストーブのデメリットをお伝えします
- テント内での使用は推奨されていない
- 石油ストーブだけ買えばいいわけじゃない
- スイッチ一つで点火できるとは限らない
- 火力調整ができるとは限らない
- 運搬と保管には大きなスペースが必要
一つずつ見ていきましょう
【大前提】テント内での使用は推奨されていない
これは重要な注意点なので最初にお伝えしますが、前提としてテント内での石油ストーブの使用をメーカーは推奨していません
そのため、テント内では自己責任のもと使うことになりますが、その背景には
- 引火による火事の危険性がある
- 一酸化炭素中毒のリスクがある
といったものが挙げられます
テントへの引火はイメージしやすいと思いますが、石油ストーブには転倒した時や衝撃が与えられた時に自動で消火する仕組みがついているので、普通に使っていれば心配しなくても大丈夫です
問題は一酸化炭素中毒です
こちらは仕組みを理解した上での対策が必要になります
石油ストーブだけ買えばいいわけじゃない【一酸化炭素チェッカーは必須】
石油ストーブは本体だけを買えばすぐ冬キャンプで使えるわけではありません
一酸化炭素チェッカーは命に関わるアイテムなので追加購入が必須です
その理由は先ほども登場した一酸化炭素中毒には、命の危険が伴うからです
一酸化炭素中毒は気付かないうちに進行する
一酸化炭素は、無色・無臭・無刺激性なので発生していることに気付けません
他にも
- 空気よりわずかに軽い(滞留しやすい)
- 血液内のヘモグロビンと非常に強く結合(酸素の約250倍の親和性)
という特性を持っています
これらの要素が合わさることで、酸欠状態を引き起こします
一酸化炭素は、テント内のような換気が不十分でない空間で石油ストーブを使用し続けることで不完全燃焼が起きると発生します
気付かないうちに酸欠が進み、頭痛や吐き気を催し、意識障害が起き、そのまま亡くなってしまう
気付けないというのが一酸化炭素中毒の恐ろしさですが、それをカバーしてくれるのが一酸化炭素チェッカーです
密閉空間で使用しなければいいので、
- 1時間に1回5分換気をする
- 常にテントのベンチレーションを2カ所以上開けておく
といった対策をすれば一酸化炭素中毒になることは防げますが、それに加えて一酸化炭素チェッカーを準備しておけば間違いないです
 おぴ
おぴ僕たちは1時間に1回換気をするスタイルですが、一応持って行ってます
命を守るための一酸化炭素チェッカー以外にも、石油ストーブをキャンプで使うには
- 運搬用のケース
- 燃料の灯油を入れるタンク
- 灯油をストーブに入れる道具
といったものが必要になります
石油ストーブは本体以外にもお金がかかることを念頭におきましょう
スイッチ一つで点火できるとは限らない【着火アイテムが必要な場合も】
石油ストーブというとスイッチを入れればすぐ火がつくイメージをお持ちの方も多いと思いますが、実は着火用のアイテムが必要なストーブもあるんです
僕たちが使っているアルパカストーブがまさにこのタイプなんですが、買った時はそこまでチェックしておらず、いざ使うときに



あ、これチャッカマン必要なんだ
となりました(最初は説明書を読まないタイプ)


キャンプに行く方であれば火をつける道具は持っていると思いますし、キャンプ場にも売っていることが多いので、個人的には大きなデメリットではないと思っていますが、人によってはデメリットになりうる可能性もあると思ったので入れておきます
火力調整は基本できない
ストーブ本体による細かい火力調整はできないと思ってください


つまみを回せば調整できると思っていましたが、アルパカストーブはそんなことありませんでした
火力調整ができたとしても強(出力100%)・弱(出力50%)という大雑把な感じです
デメリットとして挙げましたが、火力が調整できなくて実際のキャンプで不便に感じたことはありません
その理由は、石油ストーブを使う上で必要になる換気をすることでテント内の気温が下がるからです
先ほどお伝えした一酸化炭素中毒の対策で換気をすると、外の冷気がテントの中に入ってきます
これによってテント内の気温が下がります
気温が下がると言ってもテント内は十分ポカポカになっているので、「寒い」というより「涼しくて気持ちいい」くらいな感じです
このように、火力調整ができなくても特段不便に感じることはないですが、知らなかった場合はびっくりするかもしれないので挙げてみました
運搬と保管には大きなスペースが必要【かさばる】
石油ストーブは小さく畳んだりできないので、運ぶにしろ置いておくにしろ、めちゃくちゃ場所をとります
車があるオートキャンプでないと使うのは難しいです
徒歩キャンプや公共交通機関でキャンプをしたい方は、石油ストーブを使うのは諦めた方がいいサイズ感です
僕たちはマツダのデミオでキャンプに行っていますが、積み込んだ時は後部座席で圧倒的な存在感を放っています
必要なスペースの大きさランキングで言ったら1,2を争うほどですが、コンパクトカーのデミオに積めるくらいではあるので、大きめの普通車はもちろん、軽自動車でも荷台が大きければ問題なく運べると思います
こちらの記事の後半に僕たちの冬キャンプの装備一覧が載っているので
- ご自身の車の大きさ
- 持っている装備
に石油ストーブをプラスして積載できるかどうか、参考にしてみてください


注意点やデメリットを感じた上で石油ストーブを使う理由
石油ストーブがあるだけで冬でもテントの中が暖かい快適な空間になる
これがデメリットや注意点を考慮した上で石油ストーブをメインの暖房として使っている理由です
石油ストーブを使えば、ポータブル電源がなくても快適に冬キャンプを楽しむことができるので重宝しています




注意点やデメリットを知った上で納得して購入しましょう!
今回紹介した
- テント内での使用は推奨されていない
- 石油ストーブだけ買えばいいわけじゃない
- スイッチ一つで点火できるとは限らない
- 火力調整ができるとは限らない
- 運搬と保管には大きなスペースが必要
これらの中で個人的に明確にデメリットだと感じるのは「運搬と保管には大きなスペースが必要」な点くらいですが、人によっては他のポイントが気になる方もいると思います
ご自身のキャンプスタイルや価値観と総合的に判断して、石油ストーブを使うか納得のいく選択をしてください!








