エントリーパックTTはテントとタープのセットなので、結構大きいサイズなのかな?と思われている方もいるのではないでしょうか
そこでこの記事では、エントリーパックTTを購入して5年以上経つ僕たちが感じたサイズ感や重量感と、実際に泊まった区画サイトでの使い方を紹介していきます!
- エントリーパックTTを買う前にサイズ感や重さが知りたい
- 区画サイトで使う予定だけど設営できるか不安
エントリーパックTTでたくさんキャンプしてきた経験からありのままをお伝えするので、ぜひ読んでみてください!
車キャンプなら全く問題ないサイズと重量で区画サイトも安心
さっそく結論ですが、エントリーパックTTは車でキャンプする方であればサイズも重さも全く気にする必要はないです!
区画サイトでも「テント張れなくてキャンプできない!!」なんてことはなく安心して楽しめますが、タープを張るなら工夫が必要だったり、狭すぎるサイトを選んでしまうと車を停めるスペースがなくなったりすることもあると思います
具体的なサイズ感や重さ、区画サイトでは何に気を付けてどんな工夫をすれば良いのか、詳しくお伝えしていきます!
エントリーパックTTのサイズと重さ
まずはエントリーパックTTのサイズと重量を一覧でお見せします
収納サイズ | テント 66×25×25(h)cm タープ 80×17×19(h)cm |
展開サイズ | テント 530×300×150(h) cm ※テントの高さはインナーテントの高さです タープ 1,640×780×280(h)cm ※タープは小川張りした時のサイズです |
重量 | テント 7.9kg タープ 7.9kg |
サイズと重さ、どちらも数字を見ただけではイメージしづらいところもあると思うので、感覚も交えつつお伝えしていきます
エントリーパックTTの収納サイズ【ギアの選択肢が増える】
収納サイズは文字通り袋にしまっている時のサイズです
テントは横が66cm、縦と高さがそれぞれ25cm
「大きめのスポーツバッグ」や「少し短くしたゴルフバッグ」をイメージしてもらえるとわかりやすいサイズ感です
タープは横が80cm、縦が17cm、高さ19cm
テントを細長くしたイメージで、横はゴルフのショートアイアン1本分の長さ、縦は15.6インチノートPCの縦幅、高さはシューズボックス一足分くらいのサイズ感です
長さはテントよりありますが、縦と高さがなく細いので荷台のデッドスペースにスッポリ収まります
どちらもマツダのコンパクトカー デミオの荷台には余裕で積めます
このサイズ感のメリットは、テント以外のギアをたくさん積める余裕ができることです
この余裕は
- キャンプスタイルが確立していない初心者の方
- 防寒用ギアを持っていく必要がある冬キャンプをする方
には嬉しいです
キャンプスタイルが確立する前の方は一度に色んなギアを持っていけますし、冬キャンプの防寒具はあればあるだけいいので、キャンプの選択肢が増えるんです

冬キャンプはストーブ、ブランケット、防寒着と他のシーズンよりも荷物が本当に多くなりますよっ!
軽自動車も荷台幅800mmを超える車種はあるので、車でキャンプをする人であれば積み込みに関しての心配は無用ですが、これから購入される方は積めるかどうか確認しておくと良いですよ!
エントリーパックTTの展開サイズ
展開サイズは設営した時のサイズです
区画サイトで設営する際の目安になるサイズなので、参考にしてみてください
最初に一覧でお見せして、それぞれのサイズのイメージをお伝えします
テント(m) | 本体 5.3(長さ)×3.0(幅)×1.5(高さ) ロープ込み 6.0(長さ)×5.0(幅)×1.5(高さ) |
タープ(m) | 本体 5.0(縦幅)×5.7(横幅)×2.8(高さ) ロープ込み 7.8(縦幅)×8.7(横幅)×2.8(高さ) |
テントの展開サイズ
まずはテント、ヴォールトの展開サイズについてお伝えします
サイズは5.3m(長さ)×3m(幅)×1.5m(高さ)ですが、テントをたてる時はロープを張らないといけません
張り具合によっても変わりますが、ロープまで考慮すると6m(長さ)×5m(幅)くらいをみておいた方がいいです
6mというと、マイクロバスの全長より少し短いくらいの長さになります



マイクロバスの全長は約7mくらいですね
タープの展開サイズ
続いてはタープです
タープ単体の展開サイズは5m(縦幅)×5.7m(横幅)×2.8m(高さ)ですが、ロープを張ったところまで考慮すると7.8m(縦幅)×8.7m(横幅)くらいを想定しておくと安心です
7.8mはコンパクトカーを、8.7mはコンパクトカーよりも大きな普通車を縦に荷台並べた長さと同じくらいです
トヨタのヤリスが3.95mなので2台で7.9m、同じくトヨタのシエンタが4.26mなので2台で約8.5mです
こちらも張り具合によるので数十センチは調整可能ですが、大体それくらいとイメージしていただくと良いです
エントリーパックTTの重さ【女性でも持ち運び可能】
続いては重さです
エントリーパックTTはテントとタープ、どちらも7.9kgです
7.9kgというとあまりピンとこないかもしれませんが、大体2Lのペットボトル4本と同じくらいの重さだと思ってください
持ち手がしっかりした袋に入った2Lペットボトル4本を持つと思うと、7.9kgと言われるより少し軽く感じませんか?
僕の体感ですが男性であれば全く問題なく持ち運べますし、女性も普通に持ち運べる重さだと思います
キャンプで物を運ぶシチュエーションは
- 家から車に運ぶ
- 車からサイト(キャリー)に運ぶ
のどちらかですが、いずれも長時間の持ち運びが必要な場面ではないです
テントを持って5分以上歩くシチュエーションはまずないと言っていいので、7.9kgという重さにはビビらなくて大丈夫です!
エントリーパックTTを区画サイトで使う時の注意点
サイズ感と重量感をお伝えしてきましたが、ここからは区画サイトで使う時に考慮すべきポイントについてお伝えしていきます
さっそく一覧でお見せするとこんな感じです
- 小川張りにこだわらない
- テントだけでも十分楽しめる
それぞれ詳しくみていきましょう!
小川張りにこだわらない


まず最初はこれです
エントリーパックTTといえばビジュアル最高な小川張りがしやすいという魅力がありますが、ここにこだわるとキャンプできる区画サイトの数がガクッと減ります
使える区画サイトがガクッと減る理由は、小川張りをするとテントとタープを合わせた全長が16.4mにもなるからです
そのため、エントリーパックTTを使って区画サイトでキャンプをする時は小川張りは諦めた方が無難です



小川張りを楽しみたいならふもとっぱらのようなフリーサイトのキャンプ場がおすすめですよ!


テント(ヴォールト)だけでも十分楽しめる


2つ目は、テントのヴォールトだけでも十分キャンプを楽しめちゃいますってことです
僕たちはこれまでタープを張らずにヴォールトだけでキャンプをしたことが何回かありますが、特に不便を感じたことはなかったです
タープの主な役割は
- 日差し、雨、風などを避ける
- リビングスペースが明確になる
あたりなので、あれば便利で快適になることは間違いないですが、不可欠か?と言われるとそうではないんですよね
ヴォールトには前室がついているので、タープほどではないですがある程度なら日差しも雨も避けられます


リビングスペースというには少し狭いので、タープがないと青空リビングが確定しますがそれはそれで良いもんです



日焼け止めはしっかり塗ってくださいね!
夜は前室の中に荷物を入れておけば、寝ている時に急に雨が降っても濡れる心配がなくなるので安心です
どうでしてもタープが使いたいときには、ヴォールトとタープを若干斜めに重ねる形で設営すると、小川張りや横並びでたてるよりも省スペースが実現できます
テントのみの場合でもサイトのサイズは60平方メートルくらいあると安心
ヴォールトだけでキャンプする場合でも、区画サイトのサイズは60平方メートルくらいを目安に考えると安心です
60平方メートルの理由は、僕たちがこれまでヴォールトで実際にキャンプをして感じたとりあえずこれくらいのサイズほしいよねという面積が60平方メートルだからです
サイト内のレイアウトにもよりますが、横付けすると仮定した場合
- ヴォールトのサイズがロープ込みで6.0m(長さ)×5.0m(幅)
- 5ナンバー車の横幅が1.7m未満
- 6.0m × 6.7m = 40.2平方メートル
となりますが、これはあくまでもテントと車を置くことだけを考えた面積です
これ以外にもリビングや焚き火スペースのことを考えると、もう少し余裕を持たせておいた方が楽しくキャンプできます
なので、区画サイトを選ぶ時は60平方メートルを一つの基準にすると良いです
車キャンプならあらゆるシーンに対応できる万能セット
ここまでエントリーパックTTのサイズ・重量・区画サイトでの使い方と注意点をお伝えしてきました
- 車キャンプなら気にならない収納サイズと重さ
- 区画サイトのサイズによって「タープ斜め張り」「タープ隣り張り」「テントだけ」と設営方法を変えられる
- フリーサイトなら思う存分小川張りを楽しめる
といった感じで、個人的にエントリーパックTTは、テントとタープの組み合わせであらゆるキャンプシーンに対応できる万能セットだと感じてます!
サイズ、重量感、区画サイトでの使い方で悩んでいる方の助けになったら嬉しいです!
使用感のレビューはこちら
レビュー記事も書いているので、気になる方は読んでみてください!
初心者におすすめな点や、実際に使って感じたデメリットもまとめてあります!


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