【実体験】エントリーパックTTで雨の日キャンプ|1〜2mm/hの雨でも快適に過ごせた理由

「雨予報じゃないけど、ちょっと降るかも……」

キャンプの日がそんな微妙な天気だったらとても悩ましいですよね

  • 雨がテントの中に染み込んできたらどうしよう?
  • 雨降っちゃうとやっぱり楽しくないかな?

雨キャンプの経験がないとこういった疑問が浮かぶ方も多いでしょう

僕たちも実際に、エントリーパックTTでキャンプをしている最中に1〜2mm/hの雨に19時間降られ続けるという経験をしました

これが僕たちの雨キャンプデビューだったのですが、意外と快適にキャンプを楽しめましたし、撤収時にはテントもタープもそこそこ乾いていたんです

この記事ではその時の体験をベースに

  • 実際どれくらいの雨でどれくらい濡れたの?
  • 設営と撤収はどうだった?
  • 寝る時に染み込んでこなかった?

といったことを、リアルな目線でお伝えしていきます!

目次

【動画あり】1〜2mm/hの雨って実際どれくらいの強さ?

1〜2mm/hの雨と言われてもいまいちピンとこないと思うので、実際に映像で見てイメージを掴んでみてください

19時間こんな感じの雨に降られ続けました

外を歩くなら傘が欲しくなるけど、カッパを着てれば全然濡れないくらいの強さです

これくらいの雨がチェックインした13時くらいから翌朝8時くらいまでずーっと降ってました

たまに止んだり、夜は雨の強さが3〜4mm/hくらいに強まったり、そんな感じの天気でした

とはいえ雨は雨なので、晴れの日や曇りの日に比べると設営や撤収、テントへの水の染み込みなど気になることがたくさんあります

ここからは、こんな感じの天気の中でキャンプをした時に感じた感想をリアルな目線でお届けします

設営は想像以上に楽にできた【タープ大活躍】

キャンプで最初に行う設営ですが、思ってたよりも身体やギアを濡らさずにスムーズに行えました

その最大の理由はタープの存在です

タープが雨を防ぐ屋根の役割を果たしてくれるので、雨の中の設営も想像以上に楽でした

ギアを置いても濡れない、疲れたら雨宿りもできる、

と、この日以上にタープの存在に感謝した日はないと言えるくらい存在感を発揮してくれました

ちなみにタープを立てるまでは雨を防ぐ術がないので、レインウェアの着用をお勧めします

僕たちはワークマンのイナレムというレインウェアを使っていますが、1〜2mm/hくらいの雨であれば全く染み込んでこないので、レインウェアがない方は参考にしてみてください

撤収時にはテントもタープも乾いていて楽勝だった

設営の話をした流れで撤収についてお伝えします

撤収時には雨も止み、タープもテントもほとんど乾いていたので楽勝でした

朝の8時くらいに雨音が消え、9時半くらいから撤収を始めたので、雨が止んでから1時間半ほどで乾いたことになります

天気は明るめの曇り、気温は20度前後と、日差しが強かったり気温が高かったから早く乾いたという訳でもないです

個人的にはエントリーパックTTに使われている素材と撥水加工がこの速乾性を実現してくれていると考えています

エントリーパックTTはテントとタープ両方とも

  • ポリエステル素材
  • PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム
  • 撥水加工

という仕様なのですが、僕が持っているもう一つのTC素材(ポリコットン)のテントに比べると乾くのが明らかに速いです

生地の質感もシャカシャカしていて「これは速く乾いてくれそう」と思わせてくれる感じです

1〜2mm/h、時々3〜4mm/hくらいの雨に降られ続けても1時間半で乾いてくれたので、スノーピークの撥水力と速乾性は伊達じゃないなと思いました

寝る時も全く染み込み無し!

雨となるとテントへの染み込みも気になりますよね

一晩中降られ続けた訳ですが、雨は一切染み込んで来ませんでした!

雨の染み込みは関わる要素が

  • テントの構造
  • テントの耐水性
  • サイトの種類と状態
  • グランドシートの質と有無

といくつかあるのですが、僕たちがキャンプをした時の状況をそれに当てはめてみると

  • テントの構造:インナーテント構造
  • テントの耐水性:1,800mm
  • サイトの種類と状態:砂利サイトで水はけ良好
  • グランドシートの質と有無:公式グランドシート使用

こんな感じでした

それぞれの要素について、もう少し細かく紹介します

インナーテント構造のためテントに直接雨が当たらない

エントリーパックTTのテント「ヴォールト」はインナーテント構造といって、寝床になるテントの上にさらにもう一枚、フライシートと呼ばれるものが重なっています

このフライシートは、雨の日にかぶるカッパや傘と同じ役割を持っていると思ってください

フライシートが先に雨を受けて流してくれるので、インナーテントに雨が直接当たることは基本的にないです

だからテント自体も結露以外では基本的に濡れないし、テントと地面が接する部分に水が溜まることもないんです

雨の量と地形、水はけ具合によっては溜まったりすることもあると思いますが、テント自体の耐水性も高いので1〜2mm/h、時々3〜4mm/hくらいの雨なら心配しなくて良いと思います

おぴ

僕たちは豪雨の時は迷わずキャンプを中止します

では次はその耐水性についてお話ししていきます

1cm四方の布の上に1.8mの高さの水を乗せても染み出さない耐水圧

耐水圧1,800mmと言われてもピンとこないですよね?

僕は全くイメージできませんでした笑

これがどれくらいなのかというと、

1cm×4辺の布の上に1.8mの水を垂直に乗せても生地の裏側に水が染み出してこない

というレベルで水に強いということです

たった1㎠しかないところに1.8mの水柱があっても染みないってすごくない?雨とか絶対染みないじゃん

と思いませんか?そうなんですすごいんです

でも注意しないといけないポイントもあります

この耐水圧は1.8mの水だけをそっと置いた時にかかる圧力なので、テントの中で過ごす人たちや置いてあるギアからかかる圧力も考慮しないといけないんです

ちなみに体重60kgの人が座った時、膝立ちをした時にかかる圧力を耐水圧に直すと

座った時約1,500mm
膝立ちをした時約2,000〜4,000mm

こんな感じになります

指でグッと押した時には力加減にもよりますが5,000mm以上なんてこともザラにあります

え、じゃあ全然頼りないじゃん大丈夫?

と一転して不安になると思いますが、実際には全く染みてこなかったんですよね

その理由は先ほどご紹介したフライシートのおかげもあるのですが、この後紹介する砂利サイトの水はけの良さとグランドシートにも秘密が隠されているのでそれもお伝えしていきます

砂利サイトの感動的な水はけの良さ

テントに水が染み込んでこないかどうかを左右するのがサイトの種類とコンディションなのですが、砂利サイトの水はけの良さは感動モノでした

僕たちが泊まった砂利サイトはほったらかしキャンプ場の頂上サイトだったのですが、細かすぎない絶妙な大きさの砂利が敷き詰められていました

こんな感じの砂利サイトの水はけが良い理由は大きく2つあります

  • 隙間が多く水の通り道が確保されている
  • 土と違って粘性がない

まず隙間が多く水の通り道が確保されている点についてですが、泥や砂のように粒が細かいと水が流れる隙間がなくなり水が溜まってしまいます

水が地面に染み込んでいかないんですね

砂利は泥や砂よりも粒が大きいので隙間が多くなります

砂利の粒が大きければその隙間に水が流れ込んでいくため、水が溜まらないというわけです

続いて粘性です

土って水を含むとドロドロになって乾くまで時間がかかりますよね

砂利には土のような粘り気がなく、水を含むというより通過させる性質があるため表面に水が残りにくいです

地面にギアを置いても泥で汚れないという点も個人的には高ポイントです

このような理由から、砂利サイトの水はけは非常に良いことがお分かりいただけたかと思います

公式のグランドシートで安心

水が染み込んでこない理由の最後はグランドシートです

  • テントが直接濡れるのを防ぐフライシート
  • 耐水圧の高いテント
  • 水を逃がしてくれる砂利サイト

の上にダメ押しでグランドシートです

このグランドシートの良い点は純正品だから加工が要らないという点です

雨対策において注目すべきはグランドシートのサイズです

具体的には、グランドシートのサイズがテントの底部分よりも大きいとアウトです

グランドシートがテントの底部分よりも大きいと、グランドシートとテントの間に雨が溜まって染み込みやすくなってしまうんです

なので、グランドシートのサイズはテントの底よりも小さくすることが大切です

公式のグランドシートはスノーピークによって完璧に計算されたサイズ感なので、自分で加工することなく最大級のパフォーマンスを発揮してくれます

加工の手間も、同じようなサイズの代用品をネットで探す必要もないですし、このサイズで大丈夫かなぁという不安をキャンプ中に抱くことがなくなります

耐水圧もインナーテントの底部分と同等の1,800mm、なのに薄くて小さくたためてかさばらない、というサイズ以外にも嬉しいポイントがあるので、お財布が許すなら購入してしまった方が良いと思います

ブルーシートで代用はできない?

とはいえホイホイ買える値段ではないですよね

そこで浮かんでくるのが、ブルーシートで代用はできないのかという疑問です

結論をお伝えしてしまうと、加工の手間がかかっても良ければ理論上はブルーシートで代用は可能です

ブルーシートの耐水圧は一般的なものでも4,000mmを超えます

スタンダードなブルーシート#3000の耐水圧試験では、約4,600mmの耐水圧を誇ります!

出典:ブルーシートの耐水圧とは?屋外使用には耐水圧50,000mmの耐水シート☔

なので、耐水性だけで見るならブルーシートで全く問題はないんです

雨キャンプではないですが、普通のキャンプで

おぴ

グランドシート忘れた!!!

と、急遽ブルーシートで代用したことはあります

その時の様子はこちらにまとめているので、興味がある方は読んでみてください笑

雨キャンプで分かったこと【タープ×インナーテント×砂利サイトは最強】

実際に1〜2mm/h、時々3〜4mm/hくらいの雨の中でキャンプをして分かったことは、砂利サイトでタープを立ててフライシートを被せるタイプのテントなら想像以上に快適だったということです

紹介した装備で砂利サイトなら全然キャンプできる

「程よく簡単で程よく快適な」キャンプがモットーな僕たちなので、雨キャンプは極力避けたいと考えていました

しかし実際に雨の中キャンプをしてみると

  • タープがあれば色んなものが濡れるのを防げる
  • 砂利サイトなら水はけもいいし汚れない
  • フライシートがあれば雨をもっと防げる

といった発見がありました

それに加えて、エントリーパックTTが持っている

  • 耐水性
  • 設営のしやすさ

も合わさって

おぴ

雨キャンプ全然楽しいじゃん!むしろ人少なくていいじゃん!

と、考え方がガラッと変わりました

キャンプに行く予定の日の天気予報が微妙でやめようかなって思ってる方!

持ってる装備を見てみて、泊まる予定のサイトを確認してみて、僕たちが紹介したものと合致していたら行ってみると新しい扉が開けるかもしれませんよ!

ちなみにエントリーパックTTの設営方法は別の記事にまとめてあるので気になる方は読んでみてください

エントリーパックTTは雨キャンプがしたい方におすすめの選択肢

雨キャンプを楽しむための要素として

  • タープ
  • 耐水性
  • キャンプサイトの種類
  • テントの構造

を紹介しましたが、エントリーパックTTはこれ1つでキャンプサイト以外の全ての要素を満たせてしまうセットです

コネクティングテープのおかげでテントとタープを連結する小川張りもしやすく、テントとタープをそれぞれ揃えるよりも雨キャンプにおける使いやすさは頭一つ抜けています

おぴ

デザインも統一感が出てオシャレでいい感じです

もしかしたら雨降るかもって微妙な天気でも安心してキャンプできるテントがほしい、そんな人にはベストマッチの選択肢です!

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詳細なレビューはこちらの記事をどうぞ!

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この記事を書いた人

のんびり夫婦キャンパーです𐀪𐁑 ナチュラルな雰囲気で快適なキャンプと富士山が大好き𓍯
お気に入りはS'more / CAPTAIN STAG / LOGOS𖣰
おすすめのキャンプ場やギア、快適にキャンプをするためのあれこれを発信してます𖣰

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