スノーピークの定番テント「アメニティドームM」
エントリーラインの代名詞ですが、キャンプ歴6年目に突入したタイミングで購入しましたが、抜群の使いやすさに度肝を抜かれました
メリットがたくさんある初心者に特におすすめのテントですが、デメリットも一部存在します
そこでこの記事では、僕たちが実際に「アメニティドームM」を使って感じたメリットデメリットを余すところなくお伝えします!
- アメニティドームがどんなテントか気になる!
- アメニティドームの魅力が知りたい!
- 注意点やデメリットも知った上で検討したい!
- アイボリーシリーズちょっと気になってる
アメニティドームMとは【基本情報と仕様】

まずアメニティドームMの基本情報をお伝えします
初心者におすすめな理由やデメリットから知りたい方は読み飛ばしてこちらからどうぞ!
アメニティドームMはスノーピークのエントリーモデルシリーズ「アメニティドーム」の中間サイズのテントです
項目 | 内容 |
---|---|
使用可能人数 | 3〜5人 |
重量 | 8.0 kg (テント本体、フライシート+インナーテント含む) |
室内高 | 150 cm |
収納サイズ | 74×22×25(h)cm |
素材 | 通常カラー:ポリエステル アイボリー:難燃性ポリエステル |
糸の太さ | フライシート:75デニール インナーテント:68デニール インナーの底:210デニール |
織り方 | フライシート:タフタ(平織り) インナーテント:タフタ(平織り) インナーテントの底:オックス(変化平織り) |
耐水圧 | 1,800 mm ミニマム(最低保証値) |
PUコーティング | あり |
UVカット加工 | フライシート:あり |
撥水加工 | フライシート:あり |
使用可能人数は3〜5人とありますが、広々快適に使うのであれば大人2人がちょうどいい人数です

表記より1〜2人少なめがゆったり快適に過ごせる人数です
【アメニティドームのメリット6選】簡単設営で最初のテントにおすすめの一幕
まず初めにメリットを一覧でお見せします!
- 圧倒的な設営のしやすさ
- サイトレイアウトの自由度が上がる自立式インナーテント
- 使いやすい正方形のインナーテント
- 快適性を上げてくれるベンチレーション
- ランタンフック・小物入れ・テープの収納など痒い所に手が届く親切設計
- 高級感のある質感と見た目(アイボリーならでは)
各項目を深掘りしていきましょう!
圧倒的な設営のしやすさ
最初に感じたのは抜群の立てやすさです
設営のしやすさを感じたポイントは次の3つです
- インナーテントのピンにフレームを差し込みやすい
- スリーブとフレームが同じ色で組み合わせがわかりやすい
- インナーテントが自立するから設営時に余裕が生まれる
インナーテントのピンにフレームを差し込みやすい
立てやすい!と一番感じたのはここです
アメニティドームは、少ない力でインナーテントのピンにフレームを差し込むことができるんです
ピンをフレームに差し込む時に必要な力は、同じスノーピークのエントリーラインであるエントリーパックTTのヴォールトよりも少なく済みます
ヴォールトもコツを掴んでしまえばなんてことはないですが、完全初見の状態を比較するとアメニティドームの方が少ない力でピンを差し込めました
スリーブとフレームが同じ色で組み合わせがわかりやすい
アメニティドームは4本のフレームをテントのスリーブに通して支える構造をしているのですが、それぞれ対応するフレームとスリーブに同じ色がついています
説明書を読まなくてもどのフレームをどのスリーブに通せばいいかわかるため、スムーズな設営が可能になります
ちなみに色は
- 黄色が2本
- 緑色が1本
- 銀色(色なし)が1本
という感じです
インナーテントが自立するから設営時に余裕が生まれる
アメニティドームM は2本のフレームにピンを差した時点でテントが自立します
倒れないかな?大丈夫かな?とテントを気にする必要がなくなるので、設営中の心にゆとりができるんです
僕はスノーピークのもう一つのエントリーライン「エントリーパックTT」も所有しているのですが、正直設営のしやすさはエントリーパックTTよりもアメニティドームの方に軍配が上がると感じました
エントリーパックTTの方が構造が単純なので設営も充分簡単ですが、「ピンの差しやすさ」や「インナーテントが自立する」という点で、アメニティドームMの方が立てやすいと感じました
具体的なアメニティドームの設営方法
詳細な設営手順はこちらの記事に書いてあるので、気になる方はあわせて読んでみてください!


サイトレイアウトの自由度が上がる自立式インナーテント


フレームを通せばインナーテントが自立するので、テントの設営場所を変えることができます
設営場所を決めた後に
こっちの方が平坦じゃない?
こっちの方が草伸びてなくて快適じゃない?
となった時にテントを持って移動できる柔軟性は、インナーテントが自立するアメニティドームならではだと思います
また、結露で濡れたテントを乾かしたいと思った時に、乾きやすい地面に移動させて乾かせるのも大きなメリットだと感じました


使いやすい正方形のインナーテント


正方形は何かと使いやすいです
正方形だと角と角を合わせやすいので、撤収時にテントをたたみやすいメリットがあります



不器用な僕でも他のテントより綺麗にたためます笑
綺麗にたためると収納バッグにしまう時もチャックをスッと閉められるのが嬉しいです
また、台形に比べてデッドスペースが出来にくいので、テント内のレイアウトに無駄がなくなります
快適性を上げてくれるベンチレーション
僕はこのテントを夏真っ盛り7月のキャンプでデビューさせましたが、夏キャンプで大切なのは風通しの良さです
風が抜けるだけで快適度合いが段違いになるので、風通しを良くしてくれるベンチレーションが標準搭載されているのは嬉しいですね
とはいえ暑いことには変わりないので、夏は冷感グッズを用意したり標高が高いキャンプ場を選んだりといった工夫は必要です
ランタンフック・小物入れ・テープの収納など痒い所に手が届く親切設計
アメニティドームMはインナーテントの中にフックがあるので、ランタンをかけてテント内を明るくできます
これがないと夜のテント内は暗くて不便でしょうがないです笑
小物を入れられるポケットもついているので、ここにスマホやメガネケースを入れてもいいですね
高級感のある質感と見た目(アイボリーならでは)


これはアイボリーカラーならではの魅力ですが、とにかくビジュアルがオシャレでかわいいんです


ロングセラーモデルならではの美しいフォルムに、やわらかく上品なアイボリーの色味が合わさって、キャンプ場でも思わず目を引く存在感を放ってくれます
【アメニティドームのデメリット4選】


メリットだけでなく、デメリットもしっかりお伝えしていきます
僕たちが感じたデメリットは次の4つです
- 高さが150cmと低いためテント内の作業で腰が疲れる
- 単体のリビング性能はあまり高くない【ギアの追加購入が必要】
- 通常カラーの場合は他の人と被ることも多い
- 付属ペグが貧弱
それでは、各項目を深掘りしていきます
高さが150cmと低いためテント内の作業で腰が疲れる
アメニティドームMは室内高が150cmなので、テント内で直立できません
そのため、テントの中で荷物整理やギアを組み立て・解体するときは中腰かしゃがんでの作業になります
これが地味に腰に効くんですよね笑
- インナーマットの設置や片付け
- コットの組み立てや解体
といったことを中腰やしゃがんだ状態でやるのは疲れます笑
腰の疲労はキャンプ中ずっと引きずったり、翌日に持ち越すほどではないですが、疲れないに越したことはないのでデメリットにあげてみました



僕たちはbello400というベルテントも使っていますが、こちらは立って作業できるのですごく楽です


単体のリビング性能はあまり高くない【タープやアップライトポールが別売り】


アメニティドームMはテント単体で販売されているので、リビングを作ろうと思ったらタープかアップライトポールを別で購入しないといけません
アメニティドームM は、テント単体でもフライシートの前面を巻き上げることができるので、前室部分をちょっとした簡易リビングスペースのように使うことも可能です
ただし、そこにテーブルや棚、椅子などの2人分のギアを置くと、人によってはやや窮屈に感じるかもしれません



私たちも前室をリビング代わりにしようと試したことがあるのですが、少し手狭な印象があったので、テントの前の空いたスペースを活用して“青空リビング”として外でくつろぐスタイルに切り替えました。
夏キャンプの青空リビングはお肌の大敵「紫外線」をモロに浴びてしまいますし、ものすごく暑いので、個人的にはタープがあった方が快適性はグッと上がると思いました
通常カラーの場合は他の人と被ることも多い
正直僕は全然気にならないのですが、他のキャンパーさんと被るのが嫌な方も一定数いるかな〜と思いデメリットにあげてみました
ロングセラーテントの宿命ですね
実際キャンプ場で目にする機会は多いので、被るのが嫌な方は僕たちが使っているアイボリーなど、他のカラーリングで差別化が必要になります



僕は同じテント使ってる人を見ると親近感が湧いて心の中で「同志よ、、、」とか思っちゃうタイプです笑
付属ペグが貧弱
これはアメニティドームMに限った話でもないですが、付属のジュラルミンペグは曲がりやすいので使い物になりません
地面が柔らかいキャンプサイトなら問題なく使えますが、柔らかい土サイトと見せかけて石がゴロゴロ埋まっているふもとっぱらキャンプ場のような場所だとペグが刺さりきらずに曲がります


この問題は、石を粉砕できる最強の鍛造ペグを使うことで解決できます
おすすめは村の鍛冶屋のエリッゼステークです
スノーピークにもソリッドステークという純正の鍛造ペグがありますが、使い勝手は変わらない上にエリッゼステークの方が安いので、エリッゼステークで十分だと思います



どちらも使っていますが、体感に違いはありません!
鍛造ペグは一度買ってしまえばずっと使い続けられるので、非常におすすめできます
とにかく設営しやすくて使いやすいテントが欲しい方におすすめ


アメニティドームのメリットデメリットを紹介してきましたが、やはり一番魅力に感じたのは設営のしやすさと使いやすさです
設営が簡単だとキャンプ場で使える自由時間が増えるので
- のんびり焚き火を楽しむもよし
- 凝ったキャンプ飯を作るもよし
- ひたすら動画を見るもよし
- 読書を楽しむもよし
etc…..
といった具合に、自分がやりたいことにたっぷり時間が使えるんです
また、設営のしやすさは撤収のしやすさにも繋がるので、帰る日の朝もバタバタしなくて済みます
かんたん設営で使い勝手もいいアメニティドームMを使えば、キャンプを好きになること間違いなしです!
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