- 電気毛布
- ホットカーペット
- ダウンシュラフ
この辺りの道具は冬キャンプであったら良いなぁ思いますよね
でも、これらの道具を使おうとしたら結構なお金がかかります
必要だと思われる装備を揃えるのにお金がかかるのは、冬キャンプのハードルを上げる要因の一つだと思います
- できるだけお金をかけずに冬キャンプを楽しみたい
- でも寒さで辛い思いはしたくない
こんなことを考えていた僕たちは、電源無し・ダウンシュラフ無しの装備で冬キャンプに挑みました
この記事では、その時の体験をリアルにお伝えしたいと思います
- ポータブル電源やダウンシュラフは高くて手が出せない
- でも冬キャンプに挑戦してみたい
そんな方はぜひ読んでみてください
石油ストーブ・湯たんぽ・3シーズン用シュラフの組み合わせで快適に楽しめた
まず結論ですが、電源無し、ダウンシュラフ無しでも冬キャンプは快適に楽しめます
僕たちは
- アルパカストーブ
- マルカの湯たんぽ
- コールマンの3シーズン用シュラフ
- コールマンのインフレーターマット
- DODのコット
の3つをメインの装備に、12月初旬のふもとっぱらキャンプ場で冬キャンプデビューしました
デビュー戦の結果は、
- ストーブをつけたテント内でお昼寝したり
- 焚き火をしっかり楽しんだり
- 寒さで途中目を覚ますことなく朝までぐっすり眠れたり
と、非常に快適な時間を過ごせました!
結論をお伝えしたところで、ここからはシチュエーションと装備の詳細をお話ししていきます!
【−2℃への挑戦】舞台は12月初旬のふもとっぱらキャンプ場

初の冬キャンプの舞台に選んだのはキャンパーの聖地ふもとっぱらキャンプ場
標高約800mと、普段生活している平地よりも気温が約5℃低いふもとっぱらキャンプ場にした理由は、冬の透き通った空気の中にそびえる富士山が見たかったからです
雪化粧を纏った富士山見たさにふもとっぱらキャンプ場の予約を取ったはいいものの、冬の寒さは未知数だったのでビビりまくっていました
最低気温−2℃の中、テントに寝袋で寝る
ちゃんと準備をしないと途中リタイアも考えられる中でも、僕たちにはポータブル電源やダウンシュラフを買うつもりはありませんでした
ポータブル電源とダウンシュラフは高くて手が出せない
電気毛布やホットカーペットのような、継続利用が前提となる電化製品を使うために必要なサイズのポータブル電源は大体50,000円くらいしますし、ダウンシュラフも1つ25,000円くらいはします
最近では10,000円台の安価なダウンシュラフも見かけますが

どうせならNANGAのシュラフが欲しい



どうせならNANGAのシュラフが欲しい
そんなことを考えていた僕たちは、今持っている3シーズン用シュラフで勝負することを決めました
ポータブル電源も



あればいいなぁ
くらいには思っていましたが、



でもそこに50,000円かけるなら他のギアやキャンプ費用に回したい
とも考えていたので、こちらも買わない方向へ
こうして、ポータブル電源による電気毛布やホットカーペットが無い、ダウンシュラフも無い冬キャンプチャレンジが決定しました
【攻めと守り】暖房装備と防寒装備の選定
とはいえ、暖房装備なしの冬キャンプは流石に危険です
そこで、あまりお金をかけなくても暖を取れる・寒さを防げる方法を考えました
暖房装備に選んだのは石油ストーブ


ポータブル電源やダウンシュラフを2つ買うほどお金はかけられないけど、それなりにしっかりしたものを用意したい
具体的には、2万円台で最大の効果(暖房性能とビジュアル性能)が得られる暖房装備はないかと探していた時、アルパカストーブに出会いました
友達の夫婦キャンパーにちゃんと暖かいか聞いてみたところ、バッチリ使えているという心強い返答
見た目も可愛いし、実際に使ってる人たちが言うなら大丈夫だろう!
そう思って冬キャンプの相棒をアルパカストーブに決めました
寝る時の暖房装備として湯たんぽを選択
メインの暖房は決定しましたが、石油ストーブは夜寝ている時につけっぱなしにはできません
揺れや衝撃があった際に自動消火するとはいえ、寝ているといざという時すぐに対応できないですし、換気をせずに使い続けると一酸化炭素中毒の危険性があるからです
なので、寝ている時に身体を暖めてくれる装備が必要になるのですが、僕たちはそれにマルカの湯たんぽを選びました
- 寝袋の中に入れたら朝までポカポカなのでは?
- とりあえず持ってたら色んなシチュエーションで暖まれるのでは?
という予測をたて、湯たんぽを選択
そして、数ある湯たんぽの中でもマルカを選んだ理由は、使うのが楽だからです
マルカの湯たんぽは金属製なので直火で加熱できますが、これが他の素材だと
お湯を沸かす→お湯を入れる
という工程を使うたびに踏まないといけないので面倒なんです
マルカの場合冷めたとしても再加熱が簡単なので、めんどくさがりの僕たちにぴったりだと思いました
ホッカイロやブランケットもフル活用
僕たちは車でキャンプに行くので、持っていけるものはできるだけ持っていく精神があります
湯たんぽだけではカバーしきれない部分をケアする為に、激熱ホッカイロと家で使っている極厚ブランケットも持っていくことにしました
寝る時にホッカイロを貼り、寝袋の上からブランケットをかける作戦です
インフレーターマットとコットで底冷え対策
冬キャンプの夜で注意しないといけないのは地面からの冷気「底冷え」です
この底冷え、地面と接している体の部分があっという間にひんやり冷たくなります
事前の下調べで、テントの床と寝袋の間に何もかまさないと寒さでまともに眠れないと確信していた僕たちですが、焦ることはありませんでした
その理由は、インフレーターマットとコットをすでに持っていたからです
できるだけ快適な睡眠が取りたい
睡眠の質にこだわる僕たちは、今回の冬キャンプでもインフレーターマットとコットを持っていくことにしました
防寒装備は重ね着で対応
防寒については既存の服を重ね着で活用する方向にしました
冬キャンプ専用!−◯℃まで対応!
みたいな服は持っていないし買うつもりもなかったので、家にある服をとにかく重ね着しました
僕の格好は一番肌に近いところから、上半身が
- 極暖ヒートテック
- 半袖Tシャツ
- 薄手のトレーナー
- ユニクロの薄手のマウンテンパーカー
- ユニクロのフリース
- 裏起毛の花江夏樹さん厚手パーカー
- Patagoniaのアウター
下半身が
- ヒートテックタイツ
- ユニクロの薄手のパンツ
- 薄手のフリース
- ユニクロのデニム
という感じでした
太字は全部ユニクロなので、ユニクロ率は驚異の約50%



ユニクロの薄手のマウンテンパーカーがオールシーズン活躍してくれて地味に重宝してます


この中で値段が高いのはPatagoniaのアウターくらいですが、冬キャンプ特化スペックというわけではないので若干不安ではありました
不安ではありましたが、
- アルパカストーブ
- 湯たんぽ
- 激熱ホッカイロ
- 極厚ブランケット
がある上、しっかり重ね着すれば大丈夫だろうと腹を決めました
【当日】冬キャンデビューふもとっぱら決戦
当日、天候は晴れ、日中は風も時折強めに吹くだけの比較的穏やかでした
気温も14〜5℃まで上がり、寒さを感じずに外で焚き火やキャンプ飯を楽しめました
日が傾いてくると気温も10℃を切り寒さを感じるようになったので、外で身体が冷え切る前におこもりスタイルに切り替え
テントの中ではアルパカストーブが大活躍
その実力を十分に発揮し、4〜6人用のベルテントをしっかり暖めてくれました
ロールテーブルの天板と脚の間にシュラフを入れる簡易こたつでくつろいだり、時折外に出て富士山のシルエットを眺めたり、お腹が空いたらご飯を食べたり、ノートPCで動画を見たりと、おこもりキャンプを満喫しているといよいよ勝負の寝る時間に
冬のテントで熟睡できた感動体験


ギリギリまで付けていたストーブを消し、低温やけどをしないようにホッカイロはインフレータマットに貼り、湯たんぽで暖めておいた寝袋に入りました
持っていたシュラフが頭まで覆われるマミー型ではなく封筒型だったので、顔周りの防寒はパーカーのフードを被ることでケア
アルパカストーブで暖められた空気、湯たんぽをホッカイロでほかほかになった寝袋
僕も寒がりのまるも、途中寒さで起きることなく熟睡できました
快適冬キャンプのMVPはアルパカストーブ
ふもとっぱらキャンプ場からの帰り道、僕とまるは2人とも、アルパカストーブがなかったらこんなに快適なキャンプにはならなかったと口を揃えていました
自分たちの拠点となるテントを暖かくしてくれる暖房は冬キャンプには必要不可欠です
アルパカストーブについてはこちらに詳しくまとめてあるので、気になる方は合わせて読んでみてください


動画で見たい方はこちらもどうぞ!
電源無し・ダウンシュラフ無しでも冬キャンプは楽しめる【−2℃でもOK】
不安を抱えながらのドキドキ冬キャンプデビュー戦は、電源なしダウンシュラフなしでも快適に過ごせました
もっと気温が低い環境や雪中キャンプでは、ポータブル電源やダウンシュラフが必要になると思いますが、最低気温−2℃くらいであれば今回持っていった装備
- アルパカストーブ
- マルカの湯たんぽ
- コールマンの3シーズン用シュラフ
- コールマンのインフレーターマット
- DODのコット
と、普段着ている服の重ね着で十分快適に楽しめると感じました
冬キャンプやってみたいけど準備のハードルが高くて一歩が踏み出せない
こんな悩みを抱えている人はぜひ参考にしてみてください!